やっぱり僕はハードコアにはなれなかった
或る埠頭の朝にほら 笑われたような気がした青空

嗚呼僕は 疲れちまった
馬鹿に為れない 利口に為れない
嗚呼 僕は負け犬だから
吼えてみたとて余計に空しいだけ

やっと憧れのアルコール中毒 炬燵一台の部屋
夢という名の偽名が慾しいのさ なあ、其れで可いのかい そっと呟いた

忘れてたのか 其れか思い出してしまったのか
気が済んじまった ほら、観音様にゃ御見通しみたいだぜ

取り繕うことは簡単だけど 鏡を見て御覧よ
云い訳ばかりが先に過って こんな筈じゃなかった そっと呟いた

やっぱり僕はハードコアにはなれなかった
或る埠頭の朝にほら 笑われたような気がした青空

拳を握った温度は未だ憶えてる
もう答えは要らないから どうか乾いた砂になってほしい

やっぱり僕はハードコアにはなれなかった
或る埠頭の朝にほら 笑われたような気がした青空

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