花火の匂いの残った公園
辿り着いて寝そべり星を見ていた
酒より葉っぱの煙より
啖呵の一つ切って酔わせてくれ

中二病と切り捨てられる世の中じゃ
云いたいことも云えなくなっちまいそうだね
いつかわかってくれるだろう
そうやって俺も大人になってしまった
いつの間にか

パンクスたるもの原発改憲
反対しなけりゃ仲間に入れて貰えないらしい
酎ハイ片手に中指立てる
それがすべてなら俺はおさらばするぜ
こんなことなら

リトルリチャードに憧れたり
文化祭でギターを抛り投げたり
叫ばずにはいられなかった
あのころはそれだけが凡てだった
それで可かった

目に映る凡てにむかついて
俺は俺だと云って訊かなかった
兎に角認めてほしかった
まるで今と何にも変わりゃしないぜ
餓鬼の頃から

本当のことを教えてくれよ
あなたも心のどこかで思ってるだろう
借りてきた言葉で誤魔化さないで
思いの丈を叫んでほしいのさ
昔みたいに

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